NTT西日本は、IPv6を利用したサービスを標準提供する上下最大100Mbpsの集合住宅向け光ファイバ接続サービス「フレッツ・光プレミアム マンションタイプ」の申し込み受け付けとサービス提供を4月6日に開始する。また、フレッツ・光プレミアム マンションタイプ向けに「0AB~J」形式を利用した集合住宅向けIP電話サービス「ひかり電話」の提供を5月中旬に開始する。月額料金はフレッツ・光プレミアム マンションタイプの1ユーザーから契約できる「プラン1」の場合で3,255円。
フレッツ・光プレミアム マンションタイプは、IPv6を利用したテレビ電話機能やIPv4/IPv6両対応のセキュリティ機能が標準提供されるサービス。最大1Gbpsの光ファイバ回線を集合住宅内で共有し、集合住宅内の回線がLAN方式の場合で上下最大100Mbps、VDSL方式の場合で、上り最大35Mbps、下り最大100Mbpsとなる。サービスは4月6日より大阪府から開始し、以降名古屋市、京都市、神戸市、広島市、北九州市、福岡市の一部エリアから提供する。
料金は、初期費用が契約料840円、工事費がVDSL方式で21,000円、LAN方式で12,915円。月額料金は、1ユーザーから契約可能で、8ユーザー以上の申し込みが見込める場合の「プラン1」で3,255円、集合住宅の代表者が申し込み、16ユーザー以上の申し込みが見込める場合の「プラン2」で2,730円。このほか、回線終端装置利用料がLAN方式の場合で月額420円、VDSL方式の場合で630円が必要となる。2年間の継続利用を条件に月額料金を10%割り引くサービス「フレッツ・あっと割引」に対応しており、適用後の月額料金はプラン1で2,929.5円、プラン2で2,457円となる。また、NTT西日本が現在展開している「1カ月無料キャンペーン」も適用可能で、4月30日までに新規加入し、7月31日までに利用を開始したユーザーの月額料金が1カ月間無料となる。
また、フレッツ・光プレミアム マンションタイプの提供開始にあわせて、同サービス向けにIP電話サービス「ひかり電話」の提供を5月中旬に開始、申し込みを4月6日より受け付ける。ひかり電話は、「0AB~J」番号を利用しナンバーポータビリティや110番・119番などの緊急通報に対応し、キャッチホンやボイスワープ、ナンバー・ディスプレイなどの付加サービスも利用できる。
初期費用は基本工事費が1,050円、VoIPアダプタ設置工事費が4,200円だが、フレッツ・光プレミアム マンションタイプと同時工事の場合はいずれも無料。月額料金は、基本料金のみの「基本プラン」が525円、1,344円分の通話料が含まれる「安心プラン」が1,470円、5,040円分の通話料が含まれる「もっと安心プラン」が4,095円となる。付加サービスの月額料金はキャッチホンが315円、ナンバー・ディスプレイが420円、迷惑電話おことわりサービスが735円などで、9月30日までに付加サービスを申し込むと12月31日までの付加サービスの月額料金が無料となる。
通話料金は、ひかり電話ユーザー間および固定電話向けが3分8.4円、携帯電話ではNTTドコモ向けが1分17.85円、それ以外が1分19.95円。PHSは同一区域内への発信が1分10.5円からで、1通話ごと10.5円が加算される。また、他社IP電話サービスへも有料相互接続が実施され、通話料金は3分10.92円~11.34円で、国際電話は米国の場合で1分9円となる。
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「フレッツ・光プレミアム マンションタイプ」サービス概要図
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0504/050405b.html
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( 大久保有規彦 )
2005/04/05 19:09
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