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ブートドライブの“ながら”バックアップも可能な「HD革命/BackUp Ver.6」


「HD革命/BuckUp Ver.6」のパッケージ。スタンダード（左）とプロ（右）
　アーク情報システムは、Windows XP/2000/Me用バックアップソフトの新バージョン「HD革命/BackUp Ver.6 Std（スタンダード）」を29日に発売する。価格は12,390円。既存バージョン（Ver.3以降）からのアップグレード版（6,195円）や、他社バックアップソフトからの乗り換え版（7,770円、限定2,000本）も用意する。

　HD革命/BackUpは、Windows PCのバックアップと復元操作をWindows上から行なえるソフト。ファイルやフォルダ単位のバックアップのほか、OSを含むブートドライブを丸ごとHDDやCD、DVDなどにイメージファイルとして圧縮保存できる。バックアップしたイメージファイルから直接PCを起動できる「イメージファイルブート」機能を備えており、必要に応じてバックアップした当時の環境でもPCを利用できる。

　新バージョンではまず、独自ドライバによるEWF（Enhanced Write Filter）方式により、他のアプリケーションで作業しながらでも、OSを含むドライブのバックアップを行なえるようになった。ファイルやフォルダ単位のバックグランドでのバックアップは既存バージョンでも対応していたが、こちらについては「簡単バックアップ」機能を追加。マイドキュメントやお気に入り、IMEユーザー辞書などの項目を選択することで自動的にバックアップできる。

　イメージファイルブート機能も強化し、従来バージョンで対応していた内蔵HDDに加えて、USB 1.0/2.0やIEEE 1394の外付けHDDに保存したイメージファイルからも起動できるようになった。なお、外付けHDDからのイメージファイルブートが行なえるのは、MBRのブートコードがマイクロソフト標準の場合に限られる。リカバリ領域を設定するためにPCメーカーが独自のブートコードを採用していたり、MBRに特別な変更を加えるパーティションソフトを導入しているHDDについては、外付けHDDからのイメージファイルブートはサポートしていない。

　このほか、DVD+R DLに対応したライティングエンジンを搭載し、1枚のDVDで8GBまでのイメージファイルを保存可能になった。なお、イメージファイルを任意のサイズに再分割する機能は従来バージョンより搭載している。

　アーク情報システムでは、パーティションソフト「HD革命/Partition Lite Ver.1」を同梱した「HD革命/BackUp Ver.6 Pro（プロ）」も同じく29日に発売する。価格は15,540円。既存バージョン（Ver.3以降）からのアップグレード版（7,770円）や、他社バックアップソフトからの乗り換え版（8,820円、限定2,000本）も用意する。なお、HD革命/Partition LiteはWindowsに特化したパーティションソフトのため、併用した場合でも外付けHDDからのイメージファイルブートが可能だという。

関連情報

■URL
　 革命シリーズ製品情報
　 http://www1.ark-info-sys.co.jp/index.html

■関連記事
・ アーク情報システム、システムドライブを書き込み禁止にする保護ソフト（2004/05/17）
・ プロトン、他の作業をしながらシステムバックアップができるソフト（2004/02/06）


（ 永沢 茂 ）
2005/04/13 16:24

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