アップルコンピュータは15日、Mac OS XおよびMac OS X Serverについて、バージョン10.3.9へのアップデートファイルを公開した。対象となるのはMac OS XおよびMac OS X Serverのバージョン10.3以降。
Mac OS X 10.3.9では、Finder上で一度に複数のファイルをコピーした際にファイルが断片化されることがある問題や、4.7GBを超えるディスクイメージをマウントする際の信頼性などを改善した。また、Webブラウザ「Safari」や、付箋紙ソフト「スティッキーズ」などの不具合を修正している。
セキュリティ面では、カーネル内のシステムコールやSafariなどに発見された複数の脆弱性を修正。また、アップデートファイルには、以前に単体でリリースされたセキュリティアップデート「Security Update 2005-003」なども含まれている。
10.3.9へのアップデートは、OSから自動的にアップデートを行なう「ソフトウェア・アップデート」で行なえるほか、アップデート用の単体インストーラファイルをWebからダウンロードすることもできる。単体インストーラについては、Mac OS 10.3.8からのアップデート用ファイルと、Mac OS X 10.3~10.3.8の各バージョンすべてに適用できるファイル(Combo)の2通りが用意されている。
関連情報
■URL
Mac OS X Update 10.3.9
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/macosxupdate1039.html
Mac OS X Update 10.3.9(Combo)
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/macosxcombinedupdate1039.html
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( 三柳英樹 )
2005/04/18 15:32
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