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振り込め詐欺が減少傾向、ただし検挙率は1ケタ台に~警察庁調査


 警察庁は25日、3月に発生した「振り込め詐欺」事件の認知・検挙状況を公表した。3月の認知件数は1,658件(うち既遂が1,527件)で、9カ月ぶりに2,000件を割り込んだ2月の1,810件からさらに減少した。

 検挙件数は133件で、こちらも2月の207件から減少しており、検挙率は10%に満たなかった。被害総額は17億3,680万円で、2月の16億7,958万円から増加を示した。

 このうち、架空の事実を口実として金品をだまし取る架空請求詐欺事件は、認知件数が349件(既遂330件)で、検挙件数は27件。被害総額は3億3,594万円だった。請求の口実としては、「有料サイト利用料金名目」が229件と最多で、「借金返済・債権回収名目」が74件と続く。なお、被害者の男女比は男性62%、女性38%。うち20代以下が男性で30%、女性で13%を占めた。男性に関しては30代が18%、40代が9%を占めるなど比較的若い世代の被害が目立つ。

 また、いわゆるオレオレ詐欺事件の認知件数は450件(既遂340件)で、検挙件数は72件。被害総額は7億8,133万円と、2月の7億6,040万円からわずかに増加した。詐欺の手口としては、「交通事故示談金名目」が121件で最も多く、以下は「サラ金等借金返済名目」が84件、「身代金目的誘拐等」が10件と続く。被害者の男女比としては、女性が81%と圧倒的に多かった。


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URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.npa.go.jp/sousa/souni2/hurikome17-3.pdf
  警察庁
  http://www.npa.go.jp/

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( 増田 覚 )
2005/04/26 17:15

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