フィッシング詐欺対策活動を展開しているAnti-Phishing Working Group(APWG)は、2月のフィッシング詐欺に関する状況調査を公表した。調査によると、報告されたフィッシング詐欺サイトは2,625件で、半年間で26%増加した。
フィッシング詐欺のターゲットとなったサイトは金融機関が78%と最も多く、詐称された企業のブランドは64に上る。これらのブランドのうち、上位6つのブランドを詐称したフィッシング詐欺が、全体の80%を占める。
フィッシング詐欺サイトがホスティングされている国別の集計では、米国が37%と最も多く、次いで中国が28%、韓国が11%、ブラジルが3.97%、ドイツが2.95%、日本が2.46%など。フィッシング詐欺サイトの開設期間は平均5.7日間で、最長では30日間存在し続けた例が報告されている。
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■URL
ニュースリリース(英文、PDF)
http://antiphishing.org/APWG_Phishing_Activity_Report_Feb05.pdf
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・ 1月に報告されたフィッシングサイト数、前月比47%増~APWG調査(2005/02/28)
( 三柳英樹 )
2005/04/26 17:24
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