情報処理推進機構(IPA)は26日、システム管理者が不在になることが予想される長期連休中にウイルスや不正アクセスの被害を受けた場合に、被害範囲が拡大する可能性があるとして、ゴールデンウィーク前のセキュリティ対策に関する確認事項を発表した。
IPAでは、OSやブラウザなどのアプリケーションのバージョンアップと修正プログラムの適用を推奨。Windowsユーザーは、IEやOutlook Expressを最新バージョンに更新して、セキュリティホールを解消すべきだとしている。また、ウイルス対策ソフトのパターンファイルを更新してPCを検査するほか、重要なデータのバックアップの実施を勧めている。
このほか、休暇中に使用しないサーバーやマシンの電源を切ること、ブラウザなどのセキュリティレベルを設定すること、不測の事態が発生したときの緊急連絡体制を確認することなどを呼びかけている。
IPAでは、休暇中に新たな脆弱性情報や新種ウイルスが発見されることもあるため、連休明けには必要な修正パッチを適用させ、ウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新を確認すべきであるとコメント。休暇中に持ち出していたPCについては、LANに接続する前に必ずウイルスチェックを行なうように注意を促している。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20050425.html
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( 増田 覚 )
2005/04/26 19:03
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