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マイクロソフトのウイルス駆除ツール、亜種を含む「Sdbot」182種に対応


 マイクロソフトは、「悪意あるソフトウェアの削除ツール」の「バージョン 1.4」を公開した。Windows XPとWindows Server 2003 SP1であればWindows Updateを通じて更新できる。Windows 2000では「Microsoftダウンロードセンター」でダウンロードするか、オンライン版の利用が可能だ。

 新バージョンでは、トロイの木馬型ウイルスである「W32/Sdbot」に対応。従来からのウイルスと合わせて合計21種類のウイルスを駆除できるようになった。また、各種ウイルスの亜種にも対応しているという。

 Sdbotは、感染したPCにIRCサーバーを介した攻撃を受け付けるバックドアを開くウイルスで、マイクロソフトでは亜種を含めた182種類のSdbotを確認している。同社による深刻度の評価は3段階中の“Low”だが、感染するとバックドアを通じて、DoS攻撃の踏み台に悪用されたり、保存していた情報が流出してしまう可能性もある。

 マイクロソフトのウイルス駆除ツールは1月から提供されており、すでにBlasterやSasser、Mydoom、Netsky、Bagle、Sobig、Rbotなどの駆除に対応していた。


関連情報

URL
  駆除ツールのダウンロードサイト
  http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=ad724ae0-e72d-4f54-9ab3-75b8eb148356&displaylang=ja
  駆除ツールの技術情報(英文)
  http://support.microsoft.com/kb/890830/

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( 鷹木 創 )
2005/05/11 12:37

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