警察庁は27日、4月に発生した「振り込め詐欺」事件の認知・検挙状況を公表した。4月の認知件数は1,705件(うち既遂が1,574件)で、3月の1,658件からわずかに増加した。検挙件数は130件で、3月の133件とほぼ同じで、検挙率は3月に続いて10%に達しなかった。被害総額は18億6,794万円で、3月の17億3,680万円から微増した。
このうち、架空の事実を口実として金品をだまし取る架空請求詐欺事件は、認知件数が391件(既遂359件)で検挙件数は33件。被害総額は5億436万円に上る。請求の口実としては、「有料サイト利用料金名目」が249件と最多で、「借金返済・債権回収名目」が64件と続く。なお、被害者の男女比は男性63%、女性37%。被害者の年齢では20代以下が男性で30%、女性で13%を占めた。男性は30代で18%、40代で9%を占めるなど、比較的若い世代の被害が全体の半数を超えた。
また、いわゆるオレオレ詐欺事件の認知件数は445件(既遂347件)で、検挙件数は75件。被害総額は8億2,586万と、3月の7億6,040万円からわずかに増加した。詐欺の手口としては、「交通事故示談金名目」が70件で最も多く、以下は「サラ金等借金返済名目」が44件、「身代金目的誘拐等」が8件と続く。被害者の男女比としては、女性が82%と圧倒的に多かった。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.npa.go.jp/sousa/souni2/hurikome17-4.pdf
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( 増田 覚 )
2005/05/27 16:43
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