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米カード情報漏洩事件、VISAの国内発行分は319件程度が漏洩した可能性


 ビザ・インターナショナルは20日、米国で発生したクレジットカード顧客情報流出について、日本国内で発行されたカードについての流出状況を発表した。流出事件を起こした米CardSystems Solutionsで取り扱われた約4,000万件のカード情報のうち、国内で発行されたVISAカードの情報は63,800件あり、この中で実際に流出したカード情報は350件を超えない見込みとしている。

 現時点までの調査では、2004年9月にCardSystems Solutionsの業務用サーバーにトロイの木馬と思われるウイルスが侵入。問題が発覚した2005年6月上旬までの間に、およそ200件に1件の割合でデータ処理情報が外部のサーバーに転送されていたことが判明したという。この結果、CardSystems Solutionsで処理された国内発行のVISAカード情報63,800件のうち、319件程度の顧客情報が実際に外部に流出したと想定している。また、同社の不正検知システムによる調査では、実際に不正使用された恐れのある口座が287件確認されたという。

 ビザ・インターナショナルでは、6月19日の時点において、米国本社やアジア太平洋地域本部よりCardSystems Solutionsで処理された取引情報を入手し、関係する国内メンバーカード会社に情報を提供したとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.visa.co.jp/newsroom/NR_jp_200605.shtml

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米国で4,000万件以上のカード情報流出の恐れ。日本国内にも影響(2005/06/20)


( 三柳英樹 )
2005/06/21 15:55

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