アークンは、企業向け不正プログラム対策ソフト「AntiMalware」を7月下旬に発売する。価格は、不正プログラム全般に対応する「AntiMalware -AV」が5ユーザーで38,850円~、スパイウェアを中心に対応した「AntiMalware -AS」が5ユーザーで28,350円~。
AntiMalware -AVは、海外産および国産のスパイウェア、アドウェア、ハイジャッカー、ウイルスなど合計175,000以上の不正プログラムを検出する。検出したファイルを直接削除できるほか、「隔離」「復旧」など段階的に処理する機能を備える。
ウイルス対策機能では、ロシアのKaspersky Labsが開発したウイルス対策エンジンを搭載。シマンテックやトレンドマイクロ、マカフィーなど主要なウイルス対策ソフトと併用できるという。
また、専用のクライアント管理ツールを使用することで、ネットワーク上の複数クライアントの一元管理を行なえる。検出した不正プログラムの処理、ログの収集、ユーザーによる設定変更の禁止などを、管理コンソール上で実行できる。
対応環境は、クライアントプログラムがWindows XP/2000/Me/98SE、クライアント管理ツールがLinux(Enterprise Version)、Java SDK 1.4.2、Resin 3.0、MySQL 4.0。
アークンでは15日、海外製スパイウェア対策ソフトが対応していない国産の不正プログラムを分析するための「スパイウェア リサーチセンター」を設立。日本市場で問題となっている不正プログラムの情報を分析した上で、AntiMalwareのデータベースに組み込んでいるため、日本独自の不正プログラムが検出可能だという。
関連情報
■URL
製品概要
http://www.ahkun.jp/product/am.html
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( 増田 覚 )
2005/06/24 17:35
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