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警察庁、5月の振り込め詐欺状況調査~架空請求詐欺の被害総額が半減


 警察庁は28日、5月に発生した「振り込め詐欺」事件の認知・検挙状況を公表した。5月の認知件数は1,539件(うち既遂が1,455件)で、4月の1,705件から減少した。検挙件数は167件だった。被害総額は16億2,977万円で、4月の18億6,794万円から減少している。

 このうち、架空の事実を口実として金品をだまし取る「架空請求詐欺」事件は、認知件数が290件(既遂270件)、検挙件数が28件。被害総額は2億4,311万円で、4月の5億436万円から半減した。請求の口実として最も多かったのは「有料サイト利用料金名目」の159件で、「借金返済・債権回収名目」が58件と続いている。なお、被害者の男女比は男性61%、女性39%。被害者の年齢では20代以下が男性で29%、女性で13%を占めた。男性は30代で18%、40代で9%を占めるなど、比較的若い世代の被害が全体の半数を超えた。

 また、いわゆる「オレオレ詐欺」事件の認知件数は425件(既遂361件)、検挙件数は66件。被害総額は8億7,903万円と、4月の8億2,586万円から増加した。詐欺の手口としては、「サラ金等借金返済名目」55件で最も多く、「交通事故示談金名目」が42件で続いた。被害者の男女比としては、女性が82%と多かった。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.npa.go.jp/sousa/souni2/hurikome17-5.pdf

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( 増田 覚 )
2005/06/29 13:50

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