りそなホールディングス、UFJ信託銀行、三井住友銀行の3行は30日、顧客情報の紛失状況を発表し、あわせて約46万人分の顧客情報を紛失したことが明らかになった。金融庁では個人情報保護法の完全施行に伴い、金融機関に情報管理体制の一斉点検を命じており、同日は点検の結果を金融庁へ報告する期限日だった。
りそなホールディングスでは傘下の4行で計約28万7,000人分、UFJ信託銀行では約11万6,000人、三井住友銀行では6万1,405人分の個人情報を紛失。これらの情報には、氏名、住所、生年月日、口座番号、預金残高などが含まれていた。
各行で紛失した情報の大半は、肉眼では内容を確認できないマイクロフィルムというフィルム状の記録媒体に保存されていた。大手3行では「行内で誤って廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した懸念は低い」とコメントしている。
関連情報
■URL
りそな銀行のニュースリリース(PDF)
http://www.resona-hd.co.jp/ir/pdf/i_01/170630_3a.pdf
UFJ信託銀行のニュースリリース(PDF)
http://www.ufjtrustbank.co.jp/topics/pdf/050630.pdf
三井住友銀行のニュースリリース
http://www.smbc.co.jp/news/j500107_01.html
■関連記事
・ 三菱信託銀行、約17万件の顧客情報を紛失。一部には口座番号や預金残高(2005/06/01)
( 増田 覚 )
2005/07/01 13:47
- ページの先頭へ-
|