センターロードが楽天市場に出店していた店舗「AMC」での取引に関する個人情報が流出した件について、センターロードは7月30日、現在のところ「楽天市場」と「AMC」のどちらから漏洩したかは特定できていないなどの見解を発表した。
過去の個人情報流出事件の多くが人為的原因から発生しているため、センターロードでも退社した社員や派遣社員、パート、アルバイトなどを含む一時でも雇用関係にあった全人員を調査。その結果「人為的要因から漏洩したこととは思えない」との認識に達したという。なお、調査方法や対象人員の人数など詳細については明らかにしていない。
また、現在の社員12人については、「小所帯のため、身辺状況も把握」している。さらに「数名を除いてPCなどのレベルは高い位置にない」という。
現在のところ、楽天市場と協力して、警察に調査を正式に依頼し、あらゆる観点より調査を継続中しているが、楽天市場とAMCのどちらから漏洩したかは特定されていないという。センターロードによれば、今回の漏洩に関して指摘されるデータは、楽天市場の管理下にある。そのため、利用者からの問い合わせに対して照合・確認ができない状況だ。
なお、セキュリティについては、「店舗レベルでは、最高レベルに近いシステム」を導入しており、「常にリアルタイムでスパイウェアなどを含むウイルス対策を講じていた」としている。
関連情報
■URL
楽天市場・個人情報流出についての連絡(AMC)
http://www.amcamc.co.jp/rakuten.htm
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( 鷹木 創 )
2005/08/02 13:13
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