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OCN、メールソフトのプラグインを利用するメール暗号化サービス


 NTTコミュニケーションズが運営するOCNは、送信メールを自動で暗号化できるサービス「OCN暗号メールサービス」の提供を開始する。月額料金は、5アドレスまで登録可能なプランの場合で1,575円。

 OCN暗号メールサービスは、メールソフトにプラグインをインストールすることで、送信メールの本文や添付ファイルを暗号化して電子署名を添付できるサービス。また、PC上のファイルの暗号化や復元、完全消去も可能だ。対応するメールソフトは、Outlook 2002、Outlook 2003、Outlook Express 5.5以降。あらかじめ暗号化メールを送信するアドレスを登録し、メール送信時にメールソフトに追加される「暗号送信」のボタンをクリックして送信すると、メールが自動的に暗号化される。暗号化はIBE(Identity Based Encription)方式を採用している。

 受信側は、OCN暗号メールサービスに加入していればメールを受信した際に自動的に暗号が解除され、メールが閲覧できる。また、OCN暗号メールサービスに加入していないユーザーは、メールに添付される暗号化されたHTMLファイルをブラウザで開くことでメールの内容を閲覧可能だ。

 料金は、初期費用は基本工事費が1,050円、サーバー工事料が3,150円。月額料金は、登録アドレスが5アドレス以下の場合で1,575円から。また、プラン変更や登録アドレス変更時などの際にサーバー工事料1,050円が必要となる。OCN会員以外のユーザーも利用可能で、OCNの常時接続サービスおよびホスティングサービスのユーザーはオプションとして契約可能だ。

 サービス申し込み受付は22日に開始し、申し込みから通常7営業日でサービス利用が可能となる。また、30日間のみ無料でサービスを利用できる「お試しメニュー」の申し込み受付も11日に開始する。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2005NEWS/0008/0808.html

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( 大久保有規彦 )
2005/08/08 17:20

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