Sophosがこのほど発表した調査結果によると、2005年に入って“株式詐欺”に関するスパムメールが急増していることがわかった。
調査は2005年1月から6月までを集計したもので、スパムメールの種類で最も多かったカテゴリは、従来と同じく医薬品で41.4%を占めた。次いで信用取引が11.1%、アダルトコンテンツが9.5%。株式詐欺は今回の調査で初めて4位に入り、8.5%を占めた。2005年に入って月間10%以上の増加を示しており、今後も増加傾向は続くと見られている。以下、一般の商品が8.3%などとなっている。
メールは低コストで迅速性があることから種々の宣伝に利用されているが、これまでは規制が厳しい医薬品に関するものが多く、この傾向は今も変わらない。一方、株式詐欺については、企業情報の迅速性が重要性を増していることから、メールを悪用する事例が急増しているものと見られている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.sophos.com/pressoffice/pressrel/us/20050803topfive-cats.html
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( Gana Hiyoshi )
2005/08/09 16:43
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