米Googleは、インスタントメッセンジャー「Google Talk」のベータ版を公開した。Windows Server 2003、Windows XP/2000に対応し、無料で利用できる。日本語でのメッセージ送受信も可能だが、現在のところ利用するにはGmailのアカウントが必要となっている。
Google Talkは、Webメールサービス「Gmail」と連携したインスタントメッセンジャー(IM)。Gmailのアカウントでログインし、Gmailのコンタクトリストが自動的にGoogle Talkのコンタクトリストに反映するようになっている。なお、アカウントを所有していない友人らをGoogle Talkのコンタクトリストに登録する場合は、Google TalkからGmailに招待できる。
機能面では、テキストメッセージだけでなく、インターネット電話として音声も送受信可能だ。ファイアウォールを介した音声通話やNAT越えにも対応。さらに、Gmailで受信した新着メールの件名などをポップアップ表示する「Gmail Notifier」の機能を統合している。なお、編集部で試したところ、ファイル転送はできなかった。
Google Talkでは「Jabber/XMPP」プロトコルを採用。「Adium」「GAIM」「iChat」「Psi」「Trillian Pro」といったJabber/XMPP対応のIMクライアントから、Gmailアカウントなどを設定することでGoogle Talkのサービスを利用できる。ただし、Google Talkとの音声通話に関しては、ほかのIMクライアントからは利用できない。
Googleの日本法人によれば、時期は未定だが日本語版の提供も検討しているという。また、要望があればファイル転送機能の実装やGoogle TalkのAPIの公開を行なう可能性もあるとし、「ユーザーからの反応を待っている」とコメントした。
関連情報
■URL
Google Talk(英文)
http://www.google.com/talk/
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・ Gmailの受信メールをデスクトップでチェックできる「Gmail Notifier」(2004/08/23)
( 鷹木 創 )
2005/08/24 14:03
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