世界で最も大きいP2Pファイル交換ネットワークは「eDonkey」であるとの調査結果を英CacheLogicが発表した。CacheLogicは、ネットワークのトラフィックを解析し、P2Pソフトを管理するソフトや機器を開発・販売している企業だ。
CacheLogicが世界各地のISPに設置している機器を通るトラフィックを分析した結果、現在、最も大きなトラフィックを発生させているP2Pファイル交換ネットワークは「eDonkey 2000」によるもので、これまでの「BitTorrent」を抜いたことが明らかになった。特にこの傾向は欧州、北米、南米のユーザーの間で顕著だという。アジア地域では依然としてBitTorrentが高い人気を維持しているが、その唯一の例外は韓国で、P2Pトラフィックの92%がeDonkeyによるものだった。
CacheLogicのAndrew Parker CTOは「このようなファイル交換アプリケーションは、ISPネットワークのトラフィックにとって引き続き唯一最大の重荷となっている」と指摘している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.cachelogic.com/news/pr290805.php
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・ P2Pトラフィックの61%が動画ファイル、英CacheLogicの調査結果(2005/08/11)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/08/31 13:44
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