マイクロソフトは1日、企業向けのインスタントメッセージングソフト「Office Communicator 2005日本語版」(Communicator 2005)の提供を開始した。利用にはサーバーソフトの「Live Communications Server 2005」(LCS 2005)が必要で、Communicator 2005はLCS 2005のユーザーに対して無償で提供される。
Office Communicator 2005日本語版は、チャット機能やプレゼンス(在籍)情報の確認機能などを備えた企業向けのインスタントメッセージングソフト。これまで提供してきた「Windows Messenger 5.1」の後継版という位置付けとなる。
プレゼンス情報機能では、Outlookの予定表との連携により、予定に応じて在籍状況が自動的に変更される機能などを備える。また、OutlookやSharePoint Portal ServerなどのOffice製品からプレゼンス情報の確認が可能となる。
電話との連携を行なうテレフォニー統合機能では、アプリケーションから自動的に相手の居場所に合わせた電話の発信や、音声電話会議などの機能が利用できる。テレフォニー統合機能を利用する場合には、別途PBXと接続するためのゲートウェイ装置と、Telephony CALのボリュームライセンス(オープンライセンスの場合で5,900円)が必要となる。
また、マイクロソフトのWebページでは、無償で120日間利用できるLive Communication Server 2005の評価版をダウンロード提供している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2386
■関連記事
・ 「Microsoft Office Live Communications Server 2005日本語版」1月発売(2004/11/16)
( 三柳英樹 )
2005/09/01 16:41
- ページの先頭へ-
|