ソフォスは1日、8月の「月間トップ10ウイルス」を発表した。1位は7月から引き続きNetsky-P。Mytobも亜種が6種類ランクインするなど目立った。
ウイルスの報告割合は、Netsky-Pが14.7%で最多。次いで、Mytob-ASが7.9%、3位のMytob-BEが7.2%。月間トップ10に6種類がランクインしたMytobの亜種を合わせると、ソフォスが7月に報告を受けた全ウイルスの54%を占めたという。また、6位には2.8%でMytob-Cが初登場している。
また、ZotobウイルスとMytobウイルスの関係にも言及。「MytobとZotobは違った方法で感染を拡大したが、ソースコードがとても似ている」という。また、Zotob作者の「Diabl0」というハンドルネームが20種類以上のMytob亜種にも含まれていたことにより、双方のウイルス作者が同一人物である可能性もあるとした。
ソフォスでは、8月に1,626件と7月の1,380件を上回る新規ウイルスを検知した。ウイルスメールの割合は、8月に流通したメールのうち1.99%(50通に1通)で、7月の2.1%(47通に1通)より若干減少している。
関連情報
■URL
ソフォスの「月間トップ10ウイルス」
http://www.sophos.co.jp/virusinfo/topten/
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( 鷹木 創 )
2005/09/01 18:13
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