ヤフーは13日、「Yahoo!メール」の機能強化を実施した。迷惑メール送信者にメールアドレスが流出するのを防ぐ「イメージブロック」、受信拒否やフィルターの設定数拡大など、セキュリティ機能を中心に新機能を追加した。
新機能のイメージブロックは、HTMLメールに“Webビーコン”といわれる画像を埋め込み、この画像を閲覧した受信者のメールアドレスを収集しようとする迷惑メールに対して、自分のメールアドレスが流出することを防ぐ。同機能を有効にすれば、メールの安全を確認してから画像を表示できる。
メールアドレスやドメインを登録する受信拒否の設定数については、従来の100件から200件に拡大。From欄や件名などのヘッダ情報にキーワードを入力して受信拒否できるフィルターの設定数は、15件から50件に増えた。
送信元を偽装したフィッシングメール対策としては、送信元ドメインの認証技術「DomainKeys」の認証結果を、受信メールの送信者欄に表示する機能を搭載。これにより、DomainKeysの署名が添付されているメールであれば、どのサーバーから送信されたメールかを一目で判断できる。
また、他のプロバイダーや会社のメールアドレスをYahoo!メールで一元管理できる「外部メール送受信機能」を備えた。これまでYahoo!メール以外のメールについては、受信のみが可能だったが、今回の機能強化により、Yahoo!メールを使って任意のアドレスから送信できるようになった。外部メールの設定は、最大5件までとなっている。
なお、Yahoo! BB会員を対象としたメール機能向上も実施している。メール利用状況に応じて迷惑メールを振り分ける「迷惑メールフィルタープラス(ベータ版)」や、メインのメールアドレスの他に10個のサブアドレスを取得できる「セーフティアドレス」、Yahoo!メールをフォルダ単位でバックアップできる機能を提供する。
関連情報
■URL
Yahoo!メール
http://mail.yahoo.co.jp/
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( 増田 覚 )
2005/09/13 15:20
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