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Yahoo!メール、送信元ドメインの認証技術「DomainKeys」を導入


 ヤフーは19日、送信元を偽装した迷惑メールフィッシングメールに「Yahoo!メール」が悪用されるのを防止するため、送信元ドメインの認証技術「DomainKeys」を導入したと発表した。

 Yahoo!メールから送信されるメールに、暗号化された電子署名を添付する。受信サーバー側でこれを照合することで、送信者欄のドメインが偽装されていないかどうか判断できるとしている。19日よりYahoo!メールの一部アカウントから導入を開始し、8月末までに全アカウントが対応する。

 ただし、電子署名が添付されるのはYahoo!メールのWebメールサービスから送信されたメールに限られる。Yahoo! BB会員などではYahoo!メールをメールソフトからも利用できるが、これらについては電子署名は添付されない。

 一方、Yahoo!メールのアカウントに届いたメールについても、DomainKeysの電子署名が添付されているメールであれば、「詳細ヘッダ」をクリックすることで電子署名を確認できる。さらに今後、電子署名が添付されているかどうか一目でわかるような機能拡張も予定している。また、電子署名によって偽装メールと判断されたメールをサーバー側でフィルタリングするような機能も今のところ用意していないが、業界全体の動向を見ながら導入を検討するとしている。

 なお、すでに米Yahoo!では2004年11月よりDomainKeysを導入しているが、電子署名が添付されたメールを1日あたり約3億5,000万通受信しているという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2005/0719.html
  Yahoo!メール
  http://mail.yahoo.co.jp/

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( 永沢 茂 )
2005/07/19 19:57

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