オープンソースのオフィススイート製品を開発しているプロジェクト「OpenOffice.org」が、10月13日で始動から5周年を迎えたことが発表された。Sun Microsystemsのオフィススイート「StarOffice」のソースコードが初めて公にアクセスできるようになったのが5年前のこの日だという。
その直前に発足していたプロジェクト本体となったOpenOffice.orgコミュニティは「コミュニティとしてすべてのメジャーなプラットフォームで動作し、すべての機能とデータへのアクセスを提供するリーダーとなる国際的なオフィススイートを創り出すこと」を目的として設立されていた。
この5年間にOpenOffice.orgは大きく成長した。現在では少なくとも4,900万バイナリがダウンロードされ、4,000万人のユーザーがいると推定されるという。また、国際化も大きく進み、現時点で60以上の言語によるプロジェクトが進行中だ。
最近では米Googleと米Sun Microsystemsが提携を発表した際に、OpenOffice.orgのオフィススイートの「宣伝と強化」が提携内容の1つとして盛り込まれた。また、GoogleがWeb上で利用できるオフィススイートを開発しているのではないかという噂もあり、オープンソースのOpenOffice.orgの新たな役割が浮上してくる可能性もある。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.openoffice.org/press/press_release_year_five.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/10/14 12:24
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