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左から、データ通信端末データ通信端末「WS002IN(Data Driver)」、通信モジュール「W-SIM(RX410IN)」、音声端末「WS001IN(TinyTalk)」
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ボディカラーはグリーン、レッド、ブルーの3色展開
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ウィルコムは、PHS通信モジュール「W-SIM(ウィルコムシム)」に対応した音声端末「WS001IN」、データ通信端末「WS002IN」を11月25日に発売する。これに伴って、「W-SIM」も同日発売する。いずれもオンラインショップ「ウィルコムストア」で販売される。
「W-SIM」は、アンテナを搭載したPHS通信モジュール。音声通話端末、データ通信端末、PDA端末などに装着できる多用途PHS通信モジュールとなる。なお、W-SIMの開発、および今回発表された「WS001IN」「WS002IN」のデザインには、工業デザイナーの山中俊治氏が携わっている。
「WS001IN」は、ネットインデックス(旧本多エレクトロン)製のW-SIM対応端末。愛称は「TT」(Tiny Talk)。コンパクトなボディが採用されており、W-SIMの発表時に公開された音声端末試作機とほぼ同様のデザインとなる。ディスプレイは1.4インチ、65,536色表示のTFT液晶で、画面は正方形、表示可能な最大文字数は10字×4行となる。W-SIMは端末上部に装着し、W-SIMをカバーするキャップロック機構を採用。電源ONのままでもW-SIMの抜き差しが可能となっている。国際ローミング(タイ・台湾)に対応。カメラは搭載しない。
デザイナーの山中氏は、TTについて「W-SIMを受け止める最小限のボディを採用した。W-SIMの抜き差しの作法を丁寧にデザインした。通話ボタンはサイドにある。これは限られたボディに収めるため。最初はちょっと慣れないかもしれないが、大丈夫」と話していた。
連続通話時間は約5時間で、連続待受時間は約500時間。大きさは約47.8×101.0×20.4mmで、重さが約66g。ボディカラーはグリーン、レッド、ブルーの3色展開。
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正面
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背面にスピーカーを搭載
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数字キーは、押下感を高めるためせり上がっている
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キャップを開けるとW-SIMが現われる
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底面部の銀色の突起にはストラップホールがある
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充電台に設置
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充電台は折りたたんでコンパクトに収納できる
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W-SIM、TT、DDをワンパッケージで提供
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各製品パッケージ
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各種設定画面
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カレンダー機能のほか、電卓機能なども用意されている
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電源を入れた状態でもW-SIMを到着できる
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W-SIMを取り外すと一時的に上の画面が表示されるが、端末の操作は行なえる
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「DD」(WS002IN)
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一方の「WS002IN」は、4xパケット通信に対応したUSB型のデータ通信端末。愛称は「DD」(Data Driver)。折りたたみ可能なソフトコネクターを採用し、国際ローミング(タイ・台湾)にも対応する。4xおよび1xパケット通信、フレックスチェンジ、64/32kbpsのPIAFSをサポートし、Windows 2000/XP、Mac OSで動作する。大きさは43×54×12mmで、重さが約30g(W-SIM除く)。
なお、TTは、W-SIMとTT、DDをセットにして数量限定で展開する。各色3,000台が用意され、「ウィルコムストア」のみで販売される。価格は22,800円程度となる見込み。DDについては量販店でも販売される予定。こちらは5,800円程度になる見込みだ。オンライン販売となるが機種変更も可能で、いわゆる10カ月縛りが適用される。サイトでは、10月26日より予約受付が開始となる。
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折りたたみ時
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ケーブル部分を少し持ち上げるようにすると簡単に開く
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蛇腹状の仕掛けで折りたたみ部分が必要以上に折れないようになっている
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W-SIMを装着
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W-SIMを押し込んで取り外す
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ウィルコム代表取締役社長の八剱洋一郎氏
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W-SIMの開発、端末デザインなどを総合的に手がけた工業デザイナーの山中俊治氏
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発表会では、ウィルコムの代表取締役社長の八剱洋一郎氏と、工業デザイナーの山中俊治氏が登壇。TTの数量限定販売について、八剱氏は「少ないロットでも作れるという提案。今後は戦略的なもの、トライアル的な端末はW-SIMでの提供となり、数が見込める端末は従来通り開発する」とし、デザイナーの山中俊治氏は「あえてWeb販売にした。W-SIMの世界は、1つのものが大量に売れるようなものでない。そのテストケースとなるようにオンライン販売のみとした」と説明した。
山中氏は、W-SIMの開発経緯について、「今回のプロジェクトは単なるデザインプロジェクトではない」とし、2年半前からW-SIMの開発を行なってきたことを明かした。同氏が「本当に最初から終わりまでデザインさせていただいた」と語るとおり、W-SIMの立ち上げから、製品化、そして記者発表時に配布されたカタログまで山中氏の手によるものだという。
このほか山中氏は、W-SIMの登場で「自分たちで携帯電話を作っていけるようになるのではないか」と語った。八剱氏も「W-SIMに関しては、今後ウィルコムの承認を通さないものも登場する予定」と話していた。
なお、TTはオンライン販売となるため、展示イベントが開催される。「WPC EXPO 2005」で一般公開されるほか、アオヤマベルコモンズ地下1階のインテリアショップ「CIBONE 青山店」(11月2日~6日)、大手町ビル1階の「OTEMACHI CAFE」(11月7日~11日)で展示される予定。
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ウィルコムは、W-SIMの発表以降も順調に契約数を伸ばしている
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通信端末の心臓部となる通信機能をモジュール化して提供
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W-SIMで既存端末メーカー以外の参入障壁が低くなる
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年内にもW-SIMなどのWILLCOM Core Moduleフォーラムが設立される予定
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2年以上前からW-SIMの開発は始まっていたという
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関連情報
■URL
ウィルコムのニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2005/10/19/
ネットインデックスのニュースリリース
http://www.netindex.co.jp/news/news051019.html
製品情報
http://www.ttdd.jp/
■関連記事
・ ウィルコム、PHS通信部分だけ独立させた「W-SIM」開発(2005/07/07)
( 津田啓夢 )
2005/10/19 20:25
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