米eBayの子会社でP2P電話を手がけるSkypeが8日、クライアントソフトのダウンロード件数が累計2億件を突破したと発表した。2003年にSkypeが公開されてから802日目にこの数字を達成したことになる。
Skypeによると、ダウンロードのペースは増加し続けている。最初の1億ダウンロードを達成するまでには595日かかったが、1億5,000万ダウンロードまでには124日間しかかからず、さらにそこから2億ダウンロードまでは83日間しかかからなかったという。
現時点でのダウンロードのペースは1秒当たり10ダウンロードに満たない程度で、1日100万ダウンロードを切っているが、1日に100万ダウンロードを突破することは可能だと考えている。ピークタイムにおけるダウンロードトラフィックは500Mbpsにも達するという。なお、すべての人がダウンロードを完了するとは限らず、またダウンロードしてもすべての人が完全にインストールするわけではないため、これらの数字には若干の誤差があると考えられるが、Skypeが人気を増やしていることは容易に理解できる。
Skypeはスウェーデン人のNiklas Zennstrom氏とデンマーク人のJanus Friis氏によって2003年に設立された。Skypeを設立する前、Niklas氏はP2Pファイル交換ソフト企業のKaZaA、さらにP2Pトラフィック最適化企業のJoltid、P2Pコンテンツ配信ネットワークであるAltnetのそれぞれCEOを歴任するなど、P2Pに関連した有名企業をいくつも設立・運営してきた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://share.skype.com/index.php?option=com_content&task=view&id=259&Itemid=58
Skype
http://www.skype.com/intl/ja/
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・ 「パートナー企業がSkype普及の鍵を握る」SkypeニクラスCEO講演(2005/11/07)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/09 11:52
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