個人の検索傾向に合わせて検索結果を修正する「Google Personalized Search」が正式サービスに昇格したと、10日、Googleが発表した。
Personalized Searchは、これまでGoogleの実験的サービスを公開するGoogle Labsの試験サービスとして登録者のみに提供されてきたが、正式サービスに昇格したことを受けて今後はGoogleアカウントを作成したユーザーすべてに対して、自動的に提供されるようになる。
このPersonalized Searchは、各ユーザーの検索傾向に基づいて検索表示結果を修正する。例えば「apple」を検索した際にiPod関連のページをクリックした人に対しては、今後同じ「apple」で検索した場合であっても果物のリンゴよりもコンピュータ関連のページを優先して表示するようになる。
その他にもPersonalized Searchにはオンラインブックマーク機能があり、それぞれのブックマークを後々で検索しやすいようにタブを付けられる。従ってGoogleアカウントでログインすれば、どこからでも同じブックマークを利用できるようになる。また当然のことながら学習させたくない検索に関しては検索履歴を通して取り除くことも可能だ。
発表によると現在Personalized Searchは39ドメイン、12言語で提供されているという。この中には日本語によるサービスも含まれている。日本語の場合、検索結果の右上に「通常の検索」というリンクが表示され、そこからパーソナライズド検索を機能させない場合の検索結果を利用することができる。
11日午前10時現在、日本語でのパーソナライズド検索は移行作業中のため、一部で利用できない場合もあるが、移行作業完了後には日本語でのサービスが安定して提供される予定だ。
関連情報
■URL
Googleパーソナライズ検索
http://www.google.co.jp/psearch
米Googleのニュースリリース(英文)
http://www.google.com/press/annc/personalized_search.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/11 11:31
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