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「ホリエモンじゃなくてすみません」と頭を下げながら登場したのは、ライブドアの伊地知副社長。livedoor Blog開始からの経緯を語った
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ライブドアは16日、livedoor Blogがサービス開始から2周年を迎え、登録ユーザーが100万件を突破したことを記念した「『想定外』のクリスマス・パーティ・オフ in NAMJATOWN」を、東京・池袋サンシャインシティのナンジャタウンで開催した。会場にはlivedoor Blogを利用するブロガーが多数詰めかけた。
2ちゃんねるで人気の「VIP STAR」をBGMに、「ホリエモンじゃなくてすみません」と頭を下げながら登場したのは、ライブドアの伊地知 晋一執行役員副社長(ネットサービス事業本部)。伊地知氏によれば、livedoor Blogはライブドアの開発者が3週間で開発して2003年11月のベータサービス開始に漕ぎ着けたという。その後、ブラッシュアップを重ねて同年12月に正式サービスを開始した。
当初は順調にユーザー数を増やしたlivedoor Blogだったが、登録件数が50万件を超えるころから、アクセスするのに「重い」状況になってしまった。「サーバーを増やしても増やしてもなかなか問題が解消せず、ユーザーからは『サーバーを増やしてよ、ケチ』といったクレームもあった」。また、オフィスで伊地知氏の席が堀江 貴文代表取締役社長の隣だったことから、livedoor Blogユーザーである堀江社長から「すぐにやって下さい」と直接言われたこともあったという。
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会場では、参加者に特製の名刺を配布
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livedoor Blogは、この問題を解消するために「大リニューアル」(伊地知氏)を敢行。“100万人時代”に耐えられるシステムへの移行作業が始まった。2005年6月から開始したデータ移行だが、この際も「移行に時間がかかり、お叱りをいただいた」という。伊地知氏は「データ移行の時間を短くすれば、アクセスが重くなる。ジレンマだった」と悩み深い実情を打ち明けた。その後、なんとかデータ移行を完了し、新システムにも慣れた。「“想定外”のことが起きない限り、1,000万件になっても大丈夫。次は300万件を目指す」と抱負も語った。
会場では、参加者に特製の名刺10枚を配布。集まった参加者同士で名刺交換して、10枚を使い切ると堀江社長やライブドア広報の乙部綾子氏の著書などがプレゼントされるイベントも催された。また、livedoor Blogを担当するスタッフも登場。サンタクロース役の辻勝明プロデューサーと、トナカイに扮した有賀之和プロデューサーらが、氣志團の綾小路翔さんや元Jリーガーの前園真聖さんから提供されたオリジナルグッズを紹介する一幕もあった。これらのグッズも、参加者にクリスマスプレゼントとして贈呈するという。
氣志團の綾小路翔さんや元Jリーガーの前園真聖さんがオリジナルグッズを提供した
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名刺交換を早々に済ませプレゼントをもらっていた参加者の大学生は、堀江社長について「結構好きですね」とコメント。Skypeなどの話題のサービスを、いち早く取り入れる点などが魅力だという。このほか、堀江社長もビデオで登場。「本日はスタッフブログを運営している有賀君なども参加している。ぜひ皆さまの忌憚のないご意見を伺いたい」と述べた。
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カメラの前でポーズをとる有賀氏(左)と辻氏(右)
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司会の橋本みのりさん(左)と小坂淳平さん(右)もlivedoor Blogでブログを更新しているという
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堀江社長は残念ながらビデオでの登場。「忌憚のないご意見を」と参加者に呼びかけた
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関連情報
■URL
「想定外」のクリスマス・パーティ・オフ in NAMJATOWN
http://seminar.livedoor.com/blogoff/
livedoor Blog
http://blog.livedoor.com/
関連記事:インターネットはブログからが目標、ライブドア有賀氏[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/blogrelay/8640.html
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( 鷹木 創 )
2005/12/16 22:02
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