NTT西日本は21日、グリッドコンピューティング技術によりフレッツユーザーのPCの計算能力を束ね、大規模な計算能力を必要とする企業や研究機関に提供する「グリッドサービス」を22日に開始すると発表した。
グリッドサービスでは、NTT西日本のフレッツシリーズユーザーから参加者を募集し、構築したグリッドコンピューティング環境を企業などに対して提供する。サービス料金は、100台分のPCの能力を1カ月利用した場合で約130万円。参加したユーザーに対しては、PCを1カ月稼動させた場合で最大約1,000円が支払われる。
参加可能なユーザーは、NTT西日本の「フレッツ・光プレミアム」または「フレッツ・v6アプリ」を契約しているBフレッツユーザー。対応OSはWindows XPで、CPUは500MHz以上、HDDの空き容量は1.5GB以上であることが条件となっている。
NTT西日本では、2004年2月から国立遺伝学研究所とグリッドコンピューティング技術を利用した共同実験を実施。この結果を踏まえ、検討および機能改善等を行ない、今回商用サービスとして提供することにした。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0512/051221a.html
グリッドサービス
http://www.nttw-grid.jp/
■関連記事
・ NTT西と国立遺伝学研、フレッツユーザーを対象にしたグリッド実験(2004/02/03)
( 三柳英樹 )
2005/12/21 20:42
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