ジュピターテレコム(J:COM)は27日、CATVインターネット接続サービス「ZAQ」を運営する関西マルチメディアサービス(KMS)の発行済み株式総数40,000株のうち合計37.25%を、2006年1月6日付で関西電力グループおよび住友商事から譲り受けることを明らかにした。これにより、J:COMの株式保有比率は63.0%に増え、KMSの経営権を取得する。
KMSは1998年に設立。J:COMのほか関西電力、松下電器産業、住友商事の4社を中核株主として、関西エリアのCATV会社と提携してCATVインターネット接続サービス事業を展開する。今回J:COMがKMSの経営権を取得したことについては、中核株主間で協議の上で合意に至ったものとしている。株式譲渡後も、関西電力グループが20.00%、松下電器産業が10.00%を継続保有し、引き続き主要株主としてKMSの経営に関わる。
J:COMは、グループ内にKMSとアットネットホームというCATVインターネット接続サービス大手2社を保有することになる。同社では、コンテンツ開発やバックボーン調達、新規事業への取り組みなどについて、2社間の協力体制を強化してシナジー効果を追求できるとしている。なお、KMSが運営するCATVインターネット接続サービス「ZAQ」は、今後もブランドを継続するという。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jcom.co.jp/pdf/newsrelease/ja/20051227_ja.pdf
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( 増田 覚 )
2005/12/27 15:38
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