Atheros Communicationsは米国時間23日、IEEE 802.11nドラフト版に準拠した無線LANチップセット「AR5008」を発表した。すでにサンプル出荷が開始されている。
AR5008は、Atherosの無線LAN技術「XSPAN」に対応した無線LANチップセット。XSPANは「Signal-Sustain Technology(SST)」をサポートし、AR5008では理論値で300Mbps、実測値で150~180Mbpsの通信が可能になるとしている。アンテナは3×3構成で、無線部は2.4GHzに対応した「AR2133」と、2.4/5GHzの両方に対応する「AR5133」を用意する。また、ベースバンドおよびMAC部はPCI対応の「AR5416」、PCI Express対応の「AR5418」の2種類。
同社ではあわせて、無線LANルータやアクセスポイントなどといったリファレンスデザインも供給していくという。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.atheros.com/news/xspan.html
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( 村松健至 )
2006/01/24 13:21
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