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「訳してねっと」のトップ画面
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沖電気工業は31日、ユーザーが辞書データを登録・管理することで翻訳精度が向上するWebサイト型の機械翻訳システム「訳してねっと」の中日翻訳版を公開した。利用は無料。
訳してねっとは、ユーザーがコンピュータやスポーツなどの分野単位で辞書データを作成・管理する仕組みだ。訳してねっとのWebサイト内に分野ごとに分かれたツリー型のディレクトリがあり、各ディレクトリはユーザーによって作成・運営されるコミュニティとなっている。なお、ディレクトリのトップは一般用語コミュニティとなっており、すべての専門用語コミュニティの翻訳でも使用される。
中国語から日本語への翻訳のみに対応しており、テキスト、Web、ファイル(TXT、Word、XMLなど)の翻訳が可能だ。辞書管理機能に関しては、辞書データや対訳用例の追加、修正、削除などをコミュニティ単位で行なう。辞書データを修正したり登録する際は、各コミュニティのリーダーによる承認が必要だ。リーダーは、辞書登録数が多いユーザーに沖電気が依頼するほか、自薦で沖電気の承認を得たユーザーが任命される。
そのほか、ASAHIネット会員向けサービスとして、ユーザーが指定した中国語サイトの更新内容を日本語に翻訳してメールで送る「訳して通知」の提供も開始する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2006/01/z05109.html
■関連記事
・ 沖電気、ユーザーコミュニティによる辞書で精度向上を目指す翻訳サイト(2004/09/29)
・ 沖電気、英語サイトの更新内容を翻訳してメール送信する「訳して通知」(2005/02/09)
( 増田 覚 )
2006/01/31 17:39
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