Symantecは8日、次世代クライアントOSのWindows VistaとWindows XPに対応する個人ユーザー向けセキュリティサービスを開発していることを明らかにした。日本を含めた全世界で2006年秋以降のリリースを予定しているという。料金は未定。
新サービスの開発コードネームは「Genesis」。同社の「Norton」シリーズの各製品からセキュリティ機能およびPCパフォーマンスの最適化機能を統合するほか、オンラインバックアップやフィッシング対策などを提供する。
サービス内容としては、ウイルス対策やスパイウェア対策、ファイアウォール、侵入防止機能によりPCを保護するほか、ハードディスクのクリーンアップやデフラグなどPCパフォーマンスの最適化、Symantecが提供するストレージに重要なデータを自動バックアップする機能などを用意する。
またフィッシング対策では、パッチやシグニチャを使わずに攻撃の振る舞いから判断して未知の脅威からPCを保護するという。これは2005年に買収したWholeSecurity社の技術を応用したもので、ベンダーがパッチを公開する前に攻撃が始まる「ゼロデイアタック」より早い段階で攻撃を受ける「ゼロアワー脅威」も防げるとしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://investor.symantec.com/phoenix.zhtml?c=89422&p=irol-newsArticle&ID=813460&highlight=
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( 増田 覚 )
2006/02/08 16:53
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