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Microsoftがスパイウェア対策ソフトのベータ2、P2Pソフトへの対応強化


Windows Defender(Beta 2)
 米Microsoftは現地時間の13日、スパイウェア対策ソフト「Windows Defender(Beta 2)」を公開した。Windows Server 2003 SP1以降、Windows XP SP2以降、Windows 2000 SP4以降に対応するほか、64bit版Windows対応版も用意した。

 Windows Defenderは、これまでWindows AntiSpywareとしてベータ提供されていたスパイウェア対策ソフト。ベータ2として公開された今回のバージョンでは、新しいスキャンエンジンを搭載してパフォーマンスを向上したほか、ユーザーインターフェイスなどの合理化と単純化を進めたという。

 また、多言語に対応したのも特徴だ。Microsoftの日本法人では現在のところ日本語対応の公式発表を行なっていないが、編集部でインストールしたところ、インターフェイスこそ日本語表示されていないものの、日本語のフォルダ名やファイル名などの文字化けがなくなったことを確認した。

 このほか、KaZaAなどのP2Pファイル交換ソフトを検知する機能を強化。ベータ2では、P2Pファイル交換ソフトのプログラム本体だけでなく、本体がインストールされているフォルダを一括して削除できるようになった。つまり、KaZaAであれば「C:\Program Files\Kazaa」配下の「\My Shared Folder」なども削除できる。

 検知・削除に対応するP2Pファイル交換ソフトは不明だが、Microsoftでは「もし何らかのP2Pファイル交換ソフトを利用している場合、Windows Defenderを起動する前にダウンロードしたファイルをバックアップすることを推奨する」とコメントしている。


関連情報

URL
  Windows Defender(英文)
  http://www.microsoft.com/athome/security/spyware/software/

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( 鷹木 創 )
2006/02/14 21:41

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