マイクロソフトは15日、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の「バージョン 1.13」を公開した。Windows XPとWindows Server 2003 SP1であればWindows UpdateやMicrosoft Updateを通じて更新できる。Windows 2000では「Microsoftダウンロードセンター」でダウンロードするか、オンライン版の利用が可能だ。
新バージョンでは、P2Pファイル共有ネットワーク経由で増殖する「Alcan」や、キーストロークのログや暗号化したファイルをメールで流出させる「Badtrans」、メールやネットワーク経由で感染を拡大する「Eyeveg」、ローカルPC内やネットワーク内にあるファイルをほかのデータで上書きしたり、削除する「Magistr」といったウイルス4種類に新たに対応した。なお、いずれのウイルスとも深刻度は3段階中2番目の“Moderate”。また、悪意のあるソフトウェアの削除ツールは各ウイルスの亜種にも対応している。
関連情報
■URL
ダウンロードサイト
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=ad724ae0-e72d-4f54-9ab3-75b8eb148356&displaylang=ja
技術情報(英文)
http://support.microsoft.com/kb/890830/en-us
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( 鷹木 創 )
2006/02/15 14:16
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