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決算説明会に参加した三木谷浩史社長
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16日に開催された楽天の決算説明会で三木谷浩史社長は、2005年12月から実施していたキャンペーン「楽天ブックスポイントプレゼント」に関する騒動について謝罪した。
同キャンペーンでは、AOLやasahi.comなどのユーザーである楽天会員を対象に、キャンペーンサイトにアクセスすることで「楽天スーパーポイント」(1ポイントが1円に相当)を無償で付与していた。しかし、「キャンペーンの趣旨とは異なった利用が多数見られた」ことから、キャンペーン参加者に付与したポイントを一旦取り消したほか、同社が正規ポイント獲得者と認めないユーザーについては会員アカウントを抹消するなどして、ユーザーの間で混乱が生じた。
この騒動について三木谷社長は、「我々の不手際で迷惑をかけたことを素直にお詫びしたい」と謝罪。収益的には5,000万円の損失が生じたことを明らかにした。なお、抹消されたポイントを利用してすでに商品を購入済みのユーザーについては、現時点では請求を行なっていないが、「請求の有無は検討中」(同社広報)としている。
関連情報
■URL
楽天
http://www.rakuten.co.jp/
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( 増田 覚 )
2006/02/16 17:56
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