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楽天、働く女性をターゲットにしたフリーペーパー「楽天マガジン」創刊


「楽天マガジン」創刊号を手にする楽天の三木谷社長

「楽天マガジン」の掲載商品はすべてWebで購入可能
 楽天は、女性向けフリーペーパー「楽天マガジン」を15日に創刊する。発行部数は30万部。全国の書店、コンビニエンスストア、駅などで配布する。フリーペーパーと同じ内容のWeb版「楽天マガジン」も開設する。

 読者ターゲットは28~38歳の働く女性。「女性のハッピー」をテーマに掲げ、美容、グルメ情報などを通してライフスタイルを提案する。発行元は楽天、編集は楽天およびマガジンハウスが手がける。楽天によれば、「ファッション誌」「情報誌」「通販誌」の3つの要素を盛り込んだという。

 楽天マガジンでは衣類や食品、書籍など400点の商品を掲載。これらはすべてWebで購入できる。各商品には番号が付与されていて、商品購入時にこの番号を入力するだけで商品ページを表示するなど、初心者でもわかりやすい操作方法を用意したという。なお、掲載商品は楽天市場の会員データベースを活用し、読者層の女性が購入する頻度が高い商品をセレクトした。

 フリーペーパーの裏表紙には1冊ごとに個別IDが添付されている。購入時にIDを入力することで、300円分の買い物が可能になる。楽天は、この個別IDにより、購入履歴やフリーペーパーを獲得したチャネル/地域を把握し、新規ユーザーのニーズを分析する考えだ。


フリーペーパーで楽天サービス未体験者にアピール

「楽天マガジン」の牛山朋子編集長
 14日には東京・虎ノ門で「楽天マガジン」創刊に伴う記者会見が開催された。楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏と、楽天マガジン編集長の牛山朋子氏が概要を説明した。

 楽天マガジンを創刊した目的について三木谷氏は、「日常生活でなじみ深い紙媒体を通して、『ショッピングするなら楽天』という認知を広げるため」とコメント。楽天サービスの未体験者に、楽天ブランドをアピールすることが狙いであるとした。

 また、読者層について牛山氏は、「紙媒体になじみが深く、自分で買い物の金額をコントロールできる世代」と判断したことから、ターゲットを28~38歳の働く女性に定めたと説明し、「紙媒体とWebおよびモバイルを連動したメディアミックスの成功事例を残したい」と意欲を示した。


関連情報

URL
  楽天マガジン
  http://mag.rakuten.co.jp/

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( 増田 覚 )
2006/03/14 19:48

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