ジュピターテレコム(J:COM)は、HFC(光同軸ハイブリッド)ネットワークを利用した、一戸建ておよび小規模集合住宅向けの100Mbps超インターネット接続サービスについて、3月下旬より商用化を視野に入れた実験を開始すると発表した。
J:COMでは、20戸程度以上の集合住宅を対象にしたC.LINKによる上下100Mbpsのインターネット接続サービス「J:COM NET 光」の提供を2005年7月に開始済み。今回の一戸建ておよび小規模集合住宅を対象にした100Mbps超のインターネット接続サービス実験は、シスコシステムズなど複数の機器メーカー・ベンダーの協力を得て、アットネットホーム(@NetHome)と関西マルチメディアサービス(KMS)のCATV向けISP2社と共同で実施される。
実験は、DOCSIS 3.0で採用を予定する複数の信号を束ねて高速化を図るチャネル・ボンディング技術を実装した、センター設備とCATVモデムを採用して行なわれる。また、実験ととももに、付加サービスの検証も実施するという。
今後の予定としては、2006年夏から秋にかけて、J:COMサービスエリアの一部地域でフィールドトライアルを実施する予定。J:COMでは、トライアルの結果と市場動向を見据えて、商用化を検討するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jcom.co.jp/pdf/newsrelease/ja/20060314_ja.pdf
関連記事:シスコとシンクレイヤ、DOCSISチャネルを複数束ねて高速化を図った製品[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/event/9980.html
■関連記事
・ J:COM決算、「J:COM NET 光」正式サービス開始。HDD搭載STBも投入予定(2005/10/28)
・ J:COM地平氏講演「“光”がなくても通信と放送の融合は実現できる」(2006/01/19)
( 村松健至 )
2006/03/14 19:53
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