マイクロソフトは15日、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の「バージョン 1.14」を公開した。Windows XPとWindows Server 2003 SP1であればWindows UpdateやMicrosoft Updateを通じて更新できる。Windows 2000では「Microsoftダウンロードセンター」でダウンロードするか、オンライン版の利用が可能だ。
最新版ではTelecom-ISAC Japanの要請を受け、P2Pソフト「Winny」を介して感染するウイルス「Win32/Antinny」の駆除を強化。2005年11月から36種のAntinnyの駆除に対応していたが、3月15日までに43種のAntinnyに対応したという。
このほか、大量のウイルスメールで感染を拡大する「Win32/Atak」「Win32/Torvil」「Win32/Zlob」といったウイルスにも対応した。
なお、情報を流出させる“暴露ウイルス”では2月に入って「山田オルタナティブ」などのウイルスも見つかっているが、これらについては現時点で対応していないという。
関連情報
■URL
技術情報
http://support.microsoft.com/kb/890830/
ダウンロードサイト
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=ad724ae0-e72d-4f54-9ab3-75b8eb148356&displaylang=ja
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( 鷹木 創 )
2006/03/15 15:27
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