| ケーブルウエスト、ベイ・コミュニケーションズ(ベイコム)、伊藤忠テクノサイエンス(CTC)の3社は、同軸ケーブル上で最大300Mbps超の高速CATVインターネット接続サービスを可能にする実証実験を4月に開始すると発表した。
 
 4月に開始される実証実験では、シスコシステムズがDOCSIS技術をベースに開発した「Wide Band DOCSIS テクノロジー」を採用。同技術はDOCSISチャネルを最大25チャンネル束ねることで、理論値で最大1Gbpsの通信が既存の同軸ケーブル上で可能になるもの。ただし、実証実験では最大300Mbps超の通信が可能な機器を使用して行なわれる。
 
 ケーブルウエストとベイコムでは、実証実験の結果や技術検討を踏まえた上で、2006年内に100Mbps超のCATVインターネット接続サービスを提供する予定。また、最大300Mbps超のサービスに関してケーブルウエストは、ユーザーニーズを見ながら将来的な可能性として提供を検討するという。
 
 なお、ケーブルウエストではc.LINK技術を利用したサービスの商用化検討も行なっていくとしている。
 関連情報
 
 ■URL
 ニュースリリース
 http://www.cablewest.co.jp/org/corporation/wbd.html
 ケーブルウエスト
 http://www.cablewest.co.jp/
 ベイ・コミュニケーションズ
 http://baycom.jp/
 伊藤忠テクノサイエンス
 http://www.ctc-g.co.jp/
 関連記事:シスコとシンクレイヤ、DOCSISチャネルを複数束ねて高速化を図った製品[Broadband Watch]
 http://bb.watch.impress.co.jp/cda/event/9980.html
 
 ■関連記事
 ・ J:COM、一戸建て向け100Mbps超のインターネット接続サービス実験(2006/03/14)
 
 
 
 
( 村松健至 )
2006/03/16 15:00
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