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フュージョン、050番号を利用したワンナンバーサービスを開始


 フュージョン・コミュニケーションズは22日、携帯電話から「0037-67」を先頭に付けて発信することで、相手先に050番号を発信者番号として通知できる企業向けサービス「モバイルチョイス“050”」を4月1日から開始すると発表した。月額基本料金は210円で、利用にはフュージョンのIP電話サービス「FUSION IP-Phone」の契約が必要。

 モバイルチョイス“050”は、携帯電話から発信の際に、相手先番号の前に「0037-67」を付けて発信することで、あらかじめ登録されたFUSION IP-Phoneの電話番号(050-xxxx-xxxx)を発信者番号として相手に通知できるサービス。オフィスではFUSION IP-PhoneをIP電話として使い、携帯電話への転送設定とモバイルチョイス“050”を併用することで、050番号によるワンナンバー型のサービスとして利用できる。

 モバイルチョイス“050”の通話料金は、国内一般固定電話・携帯電話・PHS宛が1分31.5円、フュージョンのIP電話宛が1分21円、他社IP電話宛が1分26.25円など。サービスを利用した場合の通話料金は、モバイルチョイス“050”を契約している企業宛に一括請求されるため、従業員個人の携帯電話から発信した業務用通話の代金を、企業が負担することが可能となる。

 また、フュージョンでは2月1日から、FUSION-IP PhoneとP2P電話ソフト「スカイプ」との間で発着信の転送を行なう「FUSION IP-Phone/Multi-Gateway for Skype」のトライアルサービスを開始しており、固定のIP電話、携帯電話、スカイプの3種類の電話で、共通の050番号が利用できるサービスが整った。これらのサービスを組み合わせることで、050番号にかかってきた通話を、設定によりオフィスのIP電話、携帯電話、スカイプのいずれでも着信することが可能となり、自分から発信する場合にも、どこからかけても同じ050番号が相手先に通知される形となる。

 フュージョンでは、固定電話と携帯電話を融合させたFMC(Fixed Mobile Convergence)サービスには多様なニーズがあるが、今回開始するサービスは050番号をビジネス用番号と活用し、環境や状況にあわせてどこでも端末を問わずに利用できる「ビジネスFMCソリューション」として提案していくという。また、今後は着信履歴や留守番電話の通知をメールで行なう付加サービスなどを提供するとともに、090番号や総務省がFMC用の番号として検討を進めている060番号などでのサービス提供も検討を進めるとしている。


モバイルチョイス“050”のサービス概要 共通の050番号でIP電話・携帯電話・スカイプの発着信が可能になる

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.fusioncom.co.jp/news/2006/20060322.html

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( 三柳英樹 )
2006/03/22 16:27

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