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N700系
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JR東海とJR西日本は29日、新幹線の新型車両「N700系」の量産車の仕様が決定したと発表した。モバイル用コンセントを全車両に合計753個用意するほか、インターネット環境の充実も目指すという。
N700系は、2005年4月から量産先行試作車による走行試験を行なわれており、2007年からJR東海とJR西日本で営業運転を開始する予定となっている。ビジネスパーソン向けの機能を強化したことが特徴で、グリーン車全座席に200個、普通車窓側席などに553個のモバイル用コンセントを設置した。普通車の座席背面テーブルをA4サイズ(25×41cm)に、グリーン車で30×41cmに拡大。さらにグリーン車では手元まで引き寄せられるスライド機能も利用できる。
インターネット接続については当面は東海道区間で提供する予定。現状のところ詳細は未定で、設備や提供方法などの検討を進めている。JR東海では「停車駅で無線LANによるインターネット接続の実験などを行なっていたが、N700系では高速走行する車両内部でインターネットに接続できるようにする」とコメント。利用料金に関しては未定だが、「追加料金を取ることは難しいのではないか」との見解を示した。
このほか、デッキ部の静粛性を向上させ、携帯電話などでも快適に通話できる環境を実現する。さらに車内防犯用カメラを設置して、車内セキュリティを向上させるという。
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グリーン車では各座席の肘掛けにコンセントを設置
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普通車では窓側席などにコンセントを配置した
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関連情報
■URL
JR東海のニュースリリース
http://jr-central.co.jp/co.nsf/news/nws2006329-141352
JR西日本のニュースリリース
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/060329a.html
関連記事:NTT-ME、JR東海と共同で「のぞみ」停車駅で無線LANサービスの実験開始
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0421/jr.htm
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( 鷹木 創 )
2006/03/31 14:15
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