アンラボは4日、ファイル交換ソフト「Winny」を対象にしたウイルスの検出・削除を行なう無償公開ツールについて、ファイル交換ソフト「Share」を対象にしたウイルスにも対応したと発表した。ツールは同社のWebから無料ダウンロードできる。対応OSはWindows XP/2000/Me/98。
アンラボでは3月11日に、ハードディスク内のWinny本体の検出と、Winnyを対象としたウイルスの検出・削除を行なう専用駆除ソフト「アンラボ ウィニーワクチン」を個人向けに無料で公開。3月23日には、Winny自体の削除機能も持つ「アンラボ ウィニーシールド」を法人向けに無料で公開した。
アンラボでは、国内ではWinnyとは別のファイル交換ソフト「Share」のユーザーが増加しており、Shareを対象とした新種ウイルスの被害も報告されていることから、無料提供中のツールでShareも対象に含めることを決定。Winnyへの対応と同様に、個人向けツールではShareの検出のみに対応し、法人向けツールではShareの削除にも対応する。
4日には、Shareに対応したバージョンをアンラボのWebで公開した。今回のバージョンアップにより、合計97種類のウイルスの検出・削除に対応する。
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ニュースリリース
http://www.ahnlab.co.jp/news/view.asp?seq=1599&news_gu=01
アンラボ
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( 三柳英樹 )
2006/04/04 19:11
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