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シマンテック、ベリタスとの合併完了による新体制での活動指針を発表


シマンテックの木村裕之代表取締役社長
 シマンテックは11日、ベリタスソフトウェアとの法人統合が完了したことを受け、今後のシマンテックの指針などに関する説明会を開催した。

 米Symantecは、2005年7月にストレージ管理ソフトウェアの米VERITAS Softwareとの合併を完了。両社の日本法人であるシマンテックとベリタスソフトウェアも、2005年7月以降は統合された組織として活動を開始しており、2006年4月に正式に法人統合を完了した。新生シマンテックの従業員数は約430人で、2006年2月には新社屋への移転を行なっている。

 シマンテックの木村裕之代表取締役社長は、「いつでもどこでも、安心して情報を活用できる、より堅牢なIT環境の実現を目指す」ことがシマンテックの使命であると説明。合併によりセキュリティと可用性の2つの技術を備えた企業として、同一組織内のインフラ保護から、複数の組織をまたぐインタラクション領域までを保護できる製品を提供していくと語った。

 シマンテックの2006年度の指針としては、営業体制を強化するとともに、サービス事業の本格展開を図る。サービス事業分野では、モニタリングやサービスプロバイダー向けサービスの拡充を行なうほか、コンサルティング事業、サポートサービスなどを拡充。また、モバイル市場へ積極的に参入するほか、2月に発表した個人向け統合セキュリティサービス「Genesis」の導入などを進めていくと語った。

 2月に移転した新社屋では、製品の検証試験などを行なうジャパンエンジニアリングセンターの規模を拡大。シマンテックとして日本市場に投入する製品の早期リリースに貢献するとともに、機能テスト実施済みの統合製品を日本市場に投入することを支援していくとした。


世界各国のシマンテックの拠点 シマンテックの新社屋に設けられたジャパンエンジニアリングセンター

URL
  シマンテック
  http://www.symantec.com/region/jp/

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( 三柳英樹 )
2006/04/11 14:44

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