明治安田生命保険は14日、同社職員が帰宅途中に電車内に業務用PCを置き忘れ、顧客情報を紛失していたことを発表した。このPCには約700人分の顧客情報が保存されていた。
明治安田生命によると、7日に同社職員が帰宅途中、JR埼京線武蔵浦和駅付近で車両内に鞄を置き忘れた。この鞄には、社内規定で持ち出しが禁じられていた業務用PCのほか、日記形式の活動記録ノート9冊が入っていた。すでに埼玉県大宮警察署はじめ所轄の各警察署に遺失物届を提出しているが、13日現在、発見されていない。なお、現時点までに、顧客情報の悪用などは確認していないという。
このPCに含まれていた約700人分の顧客情報は、氏名、勤務先所属の略称、証券番号などが含まれていた模様。ただし、紛失した業務用PCは、第三者が使用できないようにパスワードや暗号化などの措置が講じられている。一方、活動記録ノートには、誕生日などの記念日を迎える約1,100人分の顧客氏名と年齢のほか、約1,600名の氏名と年齢が記載されていた。
なお、業務用PCと活動ノートにあった顧客情報には住所、電話番号などは含まれていなかった。
明治安田生命では、該当する顧客の連絡先が判明次第、速やかに事情を説明しお詫びするとコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2006/pdf/20060414.pdf
■関連記事
・ 長野県の税務課職員、税金関連データ2,111件を記録したUSBメモリを紛失(2006/01/06)
( 鷹木 創 )
2006/04/14 18:50
- ページの先頭へ-
|