USENは21日、2006年8月期の中間決算(2005年9月~2月)の連結決算を発表した。売上高は815億8,300万円で前年同期比で15.2%の増加となったものの、営業利益は4億1,500万円で同90.8%の大幅減となり、増収減益の決算となった。当期純損失は3億8,700万円。
売上高の内訳は、有線放送などの放送事業が312億7,400万円、ブロードバンド・通信事業が148億5,400万円、カラオケ事業が227億5,700万円、映像・コンテンツ事業が104億8,700万円、店舗事業が14億円、その他事業が8億800万円。
ブロードバンド・通信事業は、FTTHサービスの契約数が60万3,821件(前年同期比49.0%増)、取付数が45万6,896件(同73.2%増)となるなど順調に推移し、売上高は前年同期比40.4%増加したほか、営業損失も前年同期の44億9,500万円から25億1,700万円に縮小した。
また、映像・コンテンツ事業では映像配信サービス「GyaO」が開始約10カ月で視聴登録数が747万件と好調に推移。その一方で、コンテンツの制作・獲得、広告宣伝費などの先行投資が収益を圧迫した結果、売上高は前年同期比で185%増加したが、営業損失は49億300万円に上り、前年同期の1億7,400万円からさらに悪化した。
関連情報
■URL
2006年8月期中間連結決算(PDF)
http://www.usen.com/admin/corp/news/pdf/2006/060421.pdf
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( 増田 覚 )
2006/04/24 14:35
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