 |
 |
記事検索 |
最新ニュース |
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
SCN決算発表、ブロードバンド会員が83万人に。10月に社名変更を予定 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
2005年度の売上高は423億1,000万円（前年度比7.7％増）で、事業別では接続事業が277億6,500万円（同3.3％減）、ポータル事業が145億4,400万円（同37.5％増）。事業別の売上構成比率は、接続事業が前年度の73％から66％に、ポータル事業が27％から34％になった。 営業利益は6億4,300万円（同75.5％減）、経常利益は8億3,200万円（同67.2％減）、当期純利益は105億1,800（同156.1％増）。SCNの吉田憲一郎代表取締役社長は「売上高の二桁成長は達成できなかった。しかし、営業利益と経常利益、当期純利益に関しては、当初見込みの5億円、7億年、102億円という数値はクリアできた」とコメントした。 So-net会員数は2004年度末から58万人増の303万人。このうち、ブロードバンド会員数は19万人増の83万人で、FTTH利用者は3分の1だという。また、四半期別のブロードバンド会員獲得ペースは2004年度は平均2.2万人だったのに対し、2005年度では平均4.8万人へと増加。吉田社長は「ナローバンド会員は一貫して減少しているが、ブロードバンド会員の増加に伴って、第3四半期から接続事業の売上が3年ぶりに増加に転じた」と語った。 営業利益の側面では、第1四半期の1,000万円、第2四半期のマイナス4,500万円、第3四半期のマイナス5,100万円に対して、第4四半期では7億3,000万円と大幅に利益が発生した。これに関して吉田社長は「上期に獲得したブロードバンド会員向けの無料キャンペーン期間が終了し、課金が開始されたため」と説明。「新規会員の獲得は引っ越しなどがある春頃になるが、基本的には費用先行になり、売り上げが発生するまで時間がかかる」と付け加えた。 ポータル事業に関しては、「広告やキャラクターライセンス、EC、コンテンツ課金など全ての領域で売り上げが大幅に伸びた」という。吉田社長は同社が運営するブログや画像共有サービスなどのコミュニケーションツールの紹介や積極的な投資姿勢を示しながら、「Web 2.0は個人がパワーを持って、どんどん情報を発信していくものだと考えている」と述べた。
業績見込みは、売上高が2005年度から13.4％増の480億円を見込み、事業別では接続事業が12.7％増の313億円、ポータル事業が14.8％増の167億円。営業利益は117.5％増の14億円、経常利益は56.3％増の13億円、当期純利益は96.2％減の4億円を見込んでいる。また、So-net会員数は22万人増の325万人で、このうちブロードバンド会員数は17万人増の100万人を目指し、吉田社長は「ブロードバンド会員のうち、半分はFTTH利用者にしたい」と抱負を語った。 また、6月22日開催予定の定期株主総会での決議を経て、商号を現在の「ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社」から「ソネットエンタテインメント株式会社（英名：So-net Entertainment Corporation）」に10月1日付けで変更する予定だと発表。吉田社長は商号変更について「サービスブランドと商号を一致させたいため」と説明。加えて、「ネットワークを通じて“夢と感動”や“楽しさ”をユーザーに提供できるのをビジョンに据えており、商号にエンタテインメントを含めることにした」と述べた。 関連情報 ■URL SCN 投資家情報 http://www.so-net.ne.jp/corporation/IR/index.html ■関連記事 ・ 売上・純利益が過去最高。2005年は会員獲得に注力～SCNの2004年度業績発表（2005/04/27）
（ 村松健至 ）
- ページの先頭へ-
|
