野村総合研究所(NRI)は18日、2010年度までのWeb技術の進展を予測した「ITロードマップ」を発表した。
ITロードマップは、5年先までの情報技術のトレンドを予測したもので、半年ごとに公表されている。その時に注目される技術を取り上げており、今回は「リッチクライアント」のロードマップが示された。
NRIでは、CGM(Consumer Generated Media)の動向を踏まえ、利用者自らがユーザーインターフェイスを作って公開することを「CGUI(Consumer Generated User Interface)」と呼んでいるが、ロードマップによれば、2005年度末から2008年度までが「CGUI萌芽期」に位置付けられるという。
Yahoo!やGoogleなどが自社サービスのWeb APIを公開したことで、現在、Ajaxなどのリッチクライアント技術を利用したYahoo! WidgetやGoogle SidebarといったCGUIが生み出され続けていると説明。Web APIを公開する企業が順調に増えれば、2009年度にはCGUIが普及するとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.nri.co.jp/news/2006/060518.html
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( 永沢 茂 )
2006/05/19 19:09
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