ライブドア子会社のメディアエクスチェンジ(MEX)は23日、2005年度(2005年4月1日~2006年3月31日)の決算を発表した。売上高は21億9,000万円(前年同期比3%増)だったが、ライブドアに対する第三者割当増資などの費用が影響し、経常利益は同48.0%減の1億800万円、純利益は同50.9%減の9,700万円にとどまった。
サービス別売上高としては、主力のインターネットデータセンター(iDC)サービスが17億4,729万円(前年同期比6.1%増)。既存顧客の増設や新規顧客の獲得により、iDC設備の稼働が順調に進んだという。インターネット接続サービスは、競争激化による単価下落の影響で、同4.7%減の3億8,388万円だった。
費用面については、11月に実施したライブドアに対する第三者割当増資に伴う営業外費用として、新株発行費が3,103万円、アドバイザリーに係わる支払手数料が3,218万円発生した。
なおMEXでは、堀江貴文氏らライブドア旧経営陣が2006年1月に証券取引法違反容疑で逮捕され、同年3月にライブドアと堀江氏らが起訴された件についてコメントを発表。「子会社の当社も信用力の低下などの影響を受けている。今後、新規顧客の獲得や既存顧客の取り引きの継続、金融機関からの資金調達などの面で支障が生じる可能性もあり、当社の業績に影響を与える恐れがある」と見解を述べている。
関連情報
■URL
決算短信(PDF)
https://www.mex.ad.jp/news/ir/2006_0523_kessan.pdf
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( 増田 覚 )
2006/05/23 19:56
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