米Microsoftは25日、JPEGに代わる新たな画像ファイルフォーマット「Windows Media Photo」の仕様を発表した。JPEGを含む既存のフォーマットの限界を克服するものであり、広範囲の需要に対応可能だとしている。
現在、Windows Media Photoバージョン1.0の仕様書がMicrosoftのサイトで公開されている。Microsoftでは、他種類の着色フォーマットや高ダイナミックレンジの画像エンコードに対応し、圧縮による画像劣化が顕著に抑えられているなど、データ処理において格段に優れていることを強調している。
Windows Vistaのベータ版などに附属して出荷されるが、ライセンス供与も行なうという。奇しくもJPEGについては、米特許商標庁が再審査手続きで、米Forgent Networksが持つ“JPEG特許”のうち主要なクレーム(特許請求範囲)の無効の決定を行なっている。Microsoftの発表は、まさに時代交替の感がある。
関連情報
■URL
Windows Media Photo Specification(英文)
http://www.microsoft.com/whdc/xps/wmphoto.mspx
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( Gana Hiyoshi )
2006/05/29 18:55
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