米McAfeeは30日、同社で開発中のコンシューマ向け統合セキュリティサービスプラットフォーム「Falcon」を夏頃に発表する予定であることを明らかにした。
McAfeeによると、Falconは12カ月以上にわたって同社内で極秘に開発が進められてきたプロジェクトで、次世代のウイルス対策機能、スパイウェア対策機能、事前脅威発見機能を統合したコンシューマ向けセキュリティ製品となる。
Falconに搭載される新しい「McAfee SecurityCenter」からは、あらゆる種類のセキュリティサービスを1つのメニューで操作可能だという。新しく発見されたウイルス、ワーム、スパイウェア、その他さまざまな脅威を一覧し、ボタンをクリックするだけでセキュリティ上の問題を修復できるようにする。
さらに家庭内でも複雑化するネットワークの事情に合わせて、FalconはPCだけでなくプリンタや無線LANが構築されたホームネットワークにも対応。そこで発生するセキュリティ上の問題を防ぐための機能も提供する。高度なセキュリティ設定を入門者でも行なえるベーシックモードのほか、より精密に設定を行ないたいユーザーのためにはアドバンストモードも用意する。
McAfeeは4月、ブラウザ用プラグインを使ってスパイウェアや怪しいダウンロードを事前に警告するサービスを提供する米SiteAdvisorを買収しており、Falconで提供する事前脅威発見機能にはこの技術も含まれると考えられる。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.mcafee.com/us/about/press/corporate/2006/20060530_183520_u.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/05/31 12:38
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