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謝罪する小野寺正代表取締役社長兼会長(右)と吉満雅文プラットフォーム開発本部長(左)。13日夕方に行なわれた記者会見で
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KDDIは13日、同社が運営するインターネット接続サービス「DION」の顧客情報399万6,789人分が外部に流出していたことを確認したと発表した。流出した顧客情報は2003年12月18日時点の情報であることもあわせて発表された。
KDDIによれば、氏名、住所、連絡先電話番号が漏れた顧客の人数は399万6,789人分。うち、性別、生年月日、連絡先メールアドレスも漏れていた顧客もあるという。細かい内訳は性別が2万6,493人分、生年月日が9万8,150人分、連絡先メールアドレスが44万7,175人分。
DIONメールアドレスおよびパスワード、口座番号などの信用情報、通信記録については流出していないとしている。
プロバイダーの顧客情報流出では、2004年にYahoo! BBの顧客情報が451万7,039件漏えいした事件が過去最大で、今回の流出件数は、それに次ぐ規模と見られる。
KDDIではこの件について、専用の問い合わせ番号を設けてユーザーの問い合わせに応対する。通話料金はかからないフリーコールで専用受付番号は「0077-78-9100」。土・日・祝日も含め、午前9時から午後8時まで対応する。
なお、KDDIでは13日、この件に関して都内で発表会を開催している。発表会の詳細については、追って本誌でレポートする予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0613/index.html
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( 工藤ひろえ )
2006/06/13 17:35
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